江藤恭子です。
昨日は、
『トータルライフ☆ブロックバスター』セッションを
女性起業家さまにご提供しておりました。
その方は、初めて私のセッションを受けられた方です。
その方のセッションをしていて、
気が付いたことをシェアさせていただきます。
*******
とてもチャレンジ精神に溢れた方で、
ビジネスもポジティブに楽しみながら、
20代からビジネスを立ち上げ、
10年以上起業家としてご活躍の女性です。
逆境をバネにしてビジネスが出来るタイプの方です。
でも私は、この女性起業家さまの、
ポジティブなものの考え方や、
ハッピーな感情について、
セラピストとしての経験から、
ある種の違和感を感じました。
*******
困難な状況の中でも、
ハッピーな感覚を探したり、
見つけたり、
それを創り上げて、
楽しみながらビジネスや生活の出来る人は
とてもポジティブな人として捉えられます。
確かにそうですし、それは素晴らしい資質です。
ただ、そういう資質を持った人の中には、
自分自身のネガティブな経験や出来事には、
向かい合うことや、直視することが出来ず、
ネガティブな感情は感じないようにフタをして、
押し込めて閉じ込めてしまう方がいるのです。
「無かったこと」にしてしまう人もいます。
*******
エニアグラムの7番、
という種類の人達がそうなのですが、
この人達は人生を楽しむ達人です。
でも重苦しいことには向かい合えないのです。
それの何が不都合なのか?
と言われるかもしれませんね。
*******
ポジティブな考え方や、
行動のとり方が問題では無いのです。
例えば、ポジティブな考え方や行動の原動力が、
自分の為では無く、
誰か他者への気遣いから始まっていて、
ハッピーでいることも、誰かへの気遣いで、
本当は、自分自身は傷ついた経験をしているのに、
そのことは「無かったこと」にして「押し込めて」「忘れて」いて。
本当は無理をしているのに、
無理をしているという自覚は全くないまま、
ハッピーや楽しい感覚を、
自分の無理や傷の上に置いて、
そのポジティブな感覚の中で生きてゆくので、
気が付かないうちに、
無理をし続けては、
疲れ果ててしまったり。
それが続くと、自分の本心が解らなくなり、
どんなものを得ても、
「本当に欲しいものではないのでは?」
と思ったり、
得てきたものに価値を感じられなくなったり…。
ということがあったりすることがあるのです。
*******
一見、ポジティブに見えて、
実は破滅型だったりする人も、
このタイプの中にはいます。
*******
ポジティブの陰に隠れた傷や無理が、
思わぬ人生とビジネスのブロック(=障害)に
なっていることが実は多いのです。
ポジティブな感覚でいることが、
実は生き残ってゆく為の、
サバイバルパターンだったりすることもあるのです。
*******
つまり、傷や辛さを直視できないので、
喜びや幸せを創り出して、
痛みを感じないようにするのです。
でも、傷や痛みが「無い」訳ではないのです。
傷の手当てをするとき、
消毒をしたりすると「痛い」ですよね?
痛くても、手当は必要なのです。
でも、手当てをせずに表面を塞いでしまったら…。
やがて傷のことは忘れ去ってしまいますが、
傷は治らず、時間をかけて大変なことになります。
*******
時に私のセッションは、
その塞いだ傷のフタを開けて、
手当てをする、手術をするようなことがあります。
その時は痛いかもしれませんが、
本当の意味でのケアをすることで、
心の傷が治癒して、健全な状態になり、
その人本来の状態になることで、
ビジネスや人生に新しい流れが生まれます。
*******
最後まで読んでくださって、
ありがとうございます。
—–
コメント