潜在意識から『現実』と『人生』を変える。
起業家の、お金と人間関係
書き換えコンサルタント
江藤恭子です。
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アサーティブについて書いていたら、
小学生のケンカの仲裁を、
していたことを思い出しました。
きっと読まれる大人の方にも、
得るものがあると思うので、書きます。
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私が、小学生を放課後に、
学校の敷地内で預かるという施設で、
スタッフをしていた時。
殆どが低学年の子供たちでしたが、
ま~、毎日、毎日、
にぎやかなものでした。
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ケンカは日常茶飯事です。
子供たちがケンカをして、
お互いを罵倒し合ったた場合、
私は双方の子供に、
あくまでも実験だと話したうえで、
相手に言ったヒドイ言葉を、
自分自身に、冷静に言わせる、
ということをしていました。
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まず、両者に、今から私が言うことは、
「気持ちの実験」であって、
私は決して本気では無い、
ということを伝えておきます。
そして、これは例ですが、
「ばーか」と言った子、本人に、
「ばーか」と言わせてみる。
次に、
私がその子に「ばーか」と言います(爆)
(その子供が相手に言ったのに、
出来るだけ似せます)
そうして、
「誰かにこう言われたら、
どんな気持ちになる?」
と感想を聞きます。
子供はちゃんとその気持ちを言います。
「まぬけ」と言った子、本人に、
「まぬけ」と言わせてみます。
次に、
私がその子に「まぬけ」と言います。
(その子供が相手に言ったのに、
出来るだけ似せます)
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そうして、双方に、
相手に自分が言ったことを、
自分自身が言ってみて、
どんな風に感じたのか?
そうして、私から、
自分が言われてみて、
どんなに嫌な気持ちがしたのか?
を相手の前で、
率直に話してもらいます。
そうして、お互いが相手に、
嫌な気持ちをさせていたことを、
確認してもらうのです。
「とても嫌だった」
「悲しかった」
「言われたくない…」
すると、まず、
自分が言った言葉に関して、
大抵の場合は、
お互いがお互いに自然に謝ります。
(激昂してしまって我を忘れている場合は、
また別の対処をしますが…)
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これは、具体的に、
「アサーティブ」の手法を、
公開セッション的に?
やってゆくということでしょうか。
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もちろん、ケンカになった、
その大元の原因も、
解決することが大切なのですが、
1.相手からヒドイ言葉を言われてみて、
自分がどんな思いをしたのか?
2.自分が相手に言った言葉が、
相手にどんな思いをさせたのか?
3.相手に言った言葉を、
自分が言われたらどんな気持ちになるのか?
を冷静に感じて、確認してゆくと、
大元の原因もとても早く解けます。
(大抵は、遊びのルールを破ったとか、
ズルしたとか、そういうことでした)
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腹が立って、
相手を口任せに罵倒したが、
本当に伝えたかったこと、
わかってもらいたかったことは、
なんだったのか?
相手に対する本当の気持ちは、
お互いにどうだったのか?
それをできるだけ、
洗い流してゆく、
という手法を、
私はよく解決策として、
取っていました。
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「子供たちがケンカをして、
それをいちいち相手にしていたら、
キリがない。」
そういうスタッフもいましたが…。
頭ごなしに大人が叱って、
ケンカをやめさせることは可能なんです。
(取っ組み合いを引っぺがすとか、
結構、体力勝負なんですが…)
しかし、子供だからこそ、
残酷で容赦のない時期でもあるのです。
その部分を、自分たちの感情と意志を、
しっかりと洗い出して、
確認することは、
大人になってからでは、
滅多にできないのですから
(心理セラピーでも学ばない限り)
私は有用だと思っています。
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ケンカをした後は、気まずいものです。
次の日、「ぎこちない2人」の子供たちを、
よく見たものです。
それでもまた打ち解けて遊ぶのですが。
私のやり方は、まだるっこしく、
大げさなものだったかもしれませんが、
子供たちは、
自分たちの問題を解決したいとき、
よく「えとうさ~ん」と
やって来たことを考えれば、
私のやり方は、子供たちには、
たぶん、ウケていたと思います。
私は理論派でも論文派でもなく、
つくづく実践型なんです。
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大人の方も是非ご参考に。
兄弟ケンカにも使えます。
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最後まで読んでくださって、
ありがとうございます。
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